専門学校入試に向けて!過去問の有効な活用方法

専門学校で実施されている入学試験の対策を考える上では、過去問を有効に活用していくことが大切です。著名な難関大学に比べると試験自体は易しいイメージがあるかも知れませんが、出題傾向が独特であったり、特定の分野においては合格率が低い専門学校も見られます。

油断すると合格を逃し、人生設計にほころびが生じかねませんから、しっかりと過去問を取り入れて対策をしておきたいものです。

学習の計画が合否を分ける!過去問を使って入試範囲を絞ることの大切さ

過去問を勉強に取り入れるのは専門学校での入試を考えても、基本と言えます。その理由としては、やはり、その学校の出題傾向を知ることができる、と言う点が大きいでしょう。例えば、試験科目に数学があるとしますが、ここで出題される範囲を絞るためには、その学校では今まで、どのようなレベルの出題がなされていたかは、知っておきたい情報。

どの程度の公式を覚える必要があるのか、図形問題はどれくらい出るのか、などを把握していくことが大切です。具体的な出題範囲と、問題のレベルや傾向を調べていくと、取りこぼしのない学習計画を立てることが可能になってきます。

学習で大切なのは、出題される範囲内の問題について、徹底して対策することがまず重要なのは言うまでもありません。これに加えて、出題されない範囲外の問題については、できるだけ手を出さないと言うことも、効率の上では大切なのです。

特に難関校の入試では覚える量も多いですから、不要な範囲に固執すると、重要箇所や基礎の確認が疎かになり、結果として合格から遠のく可能性が考えられます。過去問を使っていると、合格のために外せない部分が明確になってくると同時に、難問奇問についても理解が進んでくるでしょう。

入試の際には学生を焦らせて、本来の実力を発揮できないように仕向けるなどの目的で、見たことも聞いたこともないような問題が出されることがあります。これは過去問を数年分使っていると、ある年度に一度だけやたらと難しい問題が出ているように見えるはずです。

このような再出題の可能性が低い難問奇問は、きっぱり捨ててしまうと言うのも選択肢となります。

過去問を活用する方法

基本的に過去問と参考書は、同じくらいに大切だと考えて学習を進めていくのがおすすめです。このために、参考書の内容を理解・記憶してから過去問に挑戦して行くのが基本と言えるでしょう。学習範囲について、まずは参考書を使って脳にインプットし、その知識を使って実際に過去問を解けるかどうか確かめていくわけです。

過去問を実際に解いてみると、参考書で得た知識の理解が深まりますし、具体的にどのような出題がなされるかも把握できます。過去問を解いてみて、難しいと感じた部分は参考書に戻り、再度確認することで理解や記憶の定着を図ることも可能です。

使っていく過去問は5年から10年程度を目安にしていくと良いでしょう。場合によっては、かなり前からの問題が手に入るかも知れませんが、あまりに古いものであれば難易度や出題範囲が異なってきている可能性が考えられます。

したがって無闇に多くの年度に挑戦せずに、合格のために必要な範囲を、徹底的にマークしていくことが重要です。古い問題については目を通しておいて、現行の入試との違いを確認する程度に留めておきましょう。もしも過去問の内容が難しくて解けない、と言う時には工夫が必要となります。

この場合、専門学校でも看護関係などは、問題集が発売されているので、それを先に解いてみるのがおすすめです。過去問に挑戦する前にワンクッションおいて理解を進めておくと言う戦略となります。専用の問題集がない場合でも、大学入試用の問題を流用したりすることで、対応していくことも可能でしょう。

基本的に専門学校の入試で、過去問が難しすぎると言うことは少ないと思われるかも知れませんが、偏差値55程度を要求されるような難しめの学校もありますから、油断は禁物です。

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過去問のカスタマイズ方法

過去問を何度か繰り返して解いてみると、参考書さえ読めばひと目で分かる問題と、しっかりと考えないと正解できない問題、と言うように難易度が判ってきます。また、年度に関わらず似たような問題が多く出題されていたり、逆に、ある年度で突然に出題があり、それ以外は全く見ない問題もあるでしょう。

過去問を利用していて、このようなことに気づいた時には、その重要性をマークしておくことで学習効率を高めることが可能です。参考書を読んだらひと目で回答できたレベルの問題は、繰り返し学習の必要性は低い場合が少なくありません。

このような問題については予め、重要度が低いと言うことでマークを記入しておき、繰り返しの頻度を下げると効率的です。その分、他の難し目な問題について、しっかりと時間を使っていくと良いでしょう。過去に一度だけ出されているような難問・奇問も重要度は下げて構いません。

不要な範囲は思い切って制限することで、合格に必要な部分を重点的に学習していくのは、基本的な戦略の一つです。ここで制限するのが不安な時は、参考書では確認するようにして、記憶を維持するのも一手となります。重要度を高めに設定したいのは、繰り返し出題されている問題です。

他にも「これを解けなければ合格できそうにない」と感じる問題も、重要度は高めにしておくのがおすすめです。また、苦手な分野であったり、繰り返して暗記することが必要な場合は、基礎的で簡単な問題でも、優先して勉強したほうが効果的となります。

このように自身のレベルに合わせて、過去問の使い方を変えていくと、学習にメリハリを付けていくことが可能です。

過去問の取得について

難関大学と違い、専門学校の入試問題は販売されていないケースがほとんどでしょう。これは、本屋で気軽に過去問を手に入れることができない上に、市販本に記載されているような、問題についての解説も諦めなくてはなりません。

このような事情から、勉強し始めるには、やや親切さに欠けるのが専門学校入試の傾向ですが、この点は逆に考えると、しっかりと対策を考えて勉強すれば、ライバルに対して差をつけやすいと言えるはずです。売ってないから諦める、と言うことではなくて、もう一歩を積極的に踏み出してみましょう。

専門学校入試の過去問は、現在ではホームページで公開されていることが多くなってきました。狙っている学校のホームページは、まずは確認が必須です。加えて、体験入学の時に配布するようなケースもありますので、積極的に活用していきましょう。

入手方法が判らない場合には、専門学校の方に電話で相談してみるのも選択肢となります。

どうしても過去問が手に入らなかった時

どうしても過去問が手に入らなかったけれど、なんとか入試対策をしたい方は、学習精度は低下するものの、出題分野や難易度が類似する学校の過去問を使うような方法が無くはありません。学校の合格率を見て難易度を予測し、それに見合った市販の科目別問題集で練習をしておくのも手段の一つではあります。