入学したものの、途中で夢が変わった!悩める専門学校生に伝えたい事

「今後の進路をどうするのか」という選択肢に、迷った経験がある人は多いのではないでしょうか?かくいう筆者もその内の1人でした。専門学校に入学したにも関わらず、わずか半年で「私がやりたかった事ではないかもしれない」と、再び悩む事になってしまったのです。

そんな経験から、途中で夢が変わってしまった事に悩んでいる専門学生の方に、心の整理の仕方をお伝えしようと思います。

そもそもなぜ専門学校に入学したのか?筆者が専門学校に入学した理由

「服飾専門学校に行きたい」と言った時には両親を含め、担任教師や周りの人たちから驚かれた事を覚えています。筆者が通っていた高校は進学校だった事もあり、当時の担任教師からは強く大学進学をすすめられていました。

加えて、特にクラスで目立つ事はなく、どちらかというと真面目で大人しい印象から「そのまま大学に進学するんでしょ?」と言われる事が多かったのです。ですが結局、自分でも少し意外だと感じながらも、悩んだ末に服飾専門学校のスタイリスト科に入学しました。

専門学校に進学しようと思った決め手は、『2年間で卒業出来る=早く自立出来る』『何か専門性を身につけたい』『専門学校特有の研修制度がある』『大学に比べて学費が安い』という理由からでした。

入学して、すぐに感じてしまったギャップ

『色々な授業があって楽しそうだから』という安直な理由でスタイリスト科に入学した筆者は、すぐに周りとのギャップに苦しさを覚えるのです。一応、入学前にパンフレットやネットを使って「スタイリストとはどういう職業か?」という下調べをしていましたが、肝心なところの『服にそこまで興味がなかった事』が致命的に周りとのギャップを生みました。

手先が器用だった為、「入学すればなんとかなるだろう」と楽観的に考えていた筆者は、『デザイン画を描く』『パターンをひく』『スタイリングをする』『ヘアメイクをする』という様々な授業内容を経験すれば、服の事はわからなくても「なんとかスタイリストになれるのではないか」と考えていたのです。

今ではもっと早くこうなる事は予想出来ただろうと、楽観的に考えすぎていた自分に反省しています。とにかく専門学校に入学してきただけあって、周りのみんなはエネルギーに溢れていました。『洋服のブランドをたくさん知っている事は当たり前』『トレンドに詳しい』『将来どんなスタイリストになりたいのか、はっきりとしている』といった具合に、筆者にはないものをキラキラと語るのです。

元々の器用さに助けられて授業にはついていけたし、成績も悪くはありませんでしたが、周りとの『服に対する情熱』の温度差についていけない自分がいました。そして、入学して約半年後の夏休みが終わる頃、ついに筆者は「自分は入学するべきじゃなかった」とはっきりと自覚するのです。

『自分は向いていない』『スタイリストにはならない』と思いつつ、専門学校を卒業した理由

『自分はスタイリスト、もっと言うと服飾関係の仕事は向いていない』と自覚したわけですが、どうにかこうにか通い切り、無事に専門学校を卒業します。何ならクラスで唯一の『2年間連続皆勤賞』でした。では、なぜ向いていなかった専門学校を皆勤賞で卒業する事が出来たのでしょうか?

恥ずかしながら、最大の理由は『他にやりたいことがある』と、周りの人に話す事が出来なかったからです。特に両親には学費を払ってもらっていた手前、なかなか言う事が出来ませんでした。加えて、実は筆者は子供の頃にやってみたい夢が別にありましたが、小さい頃に両親に反対された経験があります。

そこから『親の言う事は絶対だ』と思い込んでしまった為に、それを隠すように生活していましたが、『スタイリストにはならない』と決めた事によって、またその子供の頃の夢に挑戦したいと思うようになったのです。ですが、先に言ったように「また夢を否定されるのではないか……」という不安から、なかなか両親にも言えず、友達にも相談出来ませんでした。

中途半端な気持ちのまま、時間はどんどん過ぎていきます。そんな中、1年も終わろうとしていた時期に周りにも変化が現れました。クラスの中で、出席回数が徐々に減り、ついには「2年生にはならない。1年で辞める」と言った人が出てきたのです。

話を聞いてみると、「服も好きだし、専門学校に入学してみたけど何か違うと思った。保育にも興味があるから保育士になろうと思う」という話でした。クラスの中には、「せっかく入学したのに……」という声もありましたが、ひそかに同じような状況にいた筆者は「かっこいい!」と感動した事を覚えています。

結局、彼女が保育士になれたのかどうかはわかりませんが、きっとこの時の決断に悔いはなかったのだろうと思います。クラス内だけではなく、他の学科でも辞める生徒や転科する生徒が出てきました。誰にも相談出来ずに「この先、どうしようか……」と悩んでいた筆者でしたが、ここである結論に行き当たります。

『元々2年間で早く卒業できるんだ!その後にもう2年、専門学校に行っても大学生と卒業のタイミングは一緒だし、経験として全力でこの専門学校を卒業しよう!ここで頑張れなかったら、この先も頑張れないかもしれない!』と前向きに捉える事にしたのです。

『スタイリストにならない』と決めたものの、授業は普通の生活では体験出来ないような内容ばかりでした。今になって考えてみると、この時の経験や気持ちを切り替えて全力で取り組むといった姿勢が、その後の人格形成に大きな影響を与えていると思います。

夢が変わる事は悪い事なのか?

ここ数年で、男女ともに転職率が増えてきているそうです。加えて副業ブームでもあり、肩書がひとつではない人が急増しているという印象を受けている人も多いと思います。キャリアを変える社会人がいる中で、学生の夢が変わる事は悪い事なのでしょうか?結論から言うと、筆者は決して悪い事ではないと思っています。

服飾専門学校を卒業した後に紆余曲折がありながらも、行きたかった別の専門学校に通い直したからこそ、この結論が出ました。ありふれた言葉になってしまいますが、『全ての経験は無駄にならない』という事を、途中で夢が変わって悩んでしまっている学生の人たちに声を大にして伝えたいのです。

筆者は夢が変わってからも、『卒業』という区切りまで続けてみましたが、どこまで試してみるか、続けてみるかは、その人それぞれで構わないと思います。自分の中で納得が出来ていればそれでいいのです。

専門学校入試に向けて!過去問の有効な活用方法

誰のせいにもしなければ、必ず自分だけの道が開ける!

先に書いたように、筆者はどこかで服飾専門学校に通っていた事を『昔、両親に夢を反対されたせいでしてしまった回り道』と思っている時期がありました。しかしそれは大きな間違いで、結局は『やりたいことを周りに言えなかった自分』が決めた道だったのです。

それに気付いてからは、自分の行動は自分で決めているんだと自覚するようになり、何でも吸収しようとする気持ちが以前より増した気がします。もっと言うと、本当は『自分のやりたい事を周りに言わなければならない』という必要はなく、他人に迷惑を掛ける事がなく自分で責任が取れるのならば、自分の進みたいように自由に生きていいはずなのです。

あなたの人生はあなたのもの

「専門学校に進んでしまったから……」「周りのみんながやっているから……」という理由で方向転換を迷っている人がいるのなら、是非『躊躇いを乗り越えて行動した先に、自分だけの道はある』という事を伝えたいです。他の誰も経験していない、あなただけの道を進みたくはないですか?